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予備試験口述試験に落ちた3名の不合格体験記

予備試験は5月に短答式試験、7月に論文式試験、10月に口述試験、最終合格発表が11月という約半年間に渡る長期戦になります。予備試験の総本山と言われている論文式試験に合格すると、ほぼ間違えなく最終合格することができると言われています。

 

しかし、実際には口述試験の合格率は100%ではなく、毎年一定数は不合格になっている試験です。

 

今回は予備試験口述試験に落ちた3名の不合格体験記を紹介したいと思います。論文式試験に合格して、口述試験の対策をされている方は必見です。

 

 

予備試験口述試験の合格率データ

 

まずは過去の予備試験口述試験の受験者数、合格者数、不合格者数、合格率のデータをご覧ください。

 

試験年度

受験者数

合格者数

不合格者数

合格率

2018年

459人

433人

26人

94.3%

2017年

469人

444人

25人

94.6%

2016年

429人

405人

24人

94.4%

2015年

428人

394人

32人

92.1%

2014年

391人

356人

35人

91.0%

 


合格率は91%~95%程度で推移しています。これは自動車免許の合格率よりも高い数値になります。

 

但し、口述試験の受験生は短答式・論文式を突破した日本屈指の選りすぐのエリート集団であることを忘れてはいけません。

 

天才的な頭脳の中で100人中6人くらいは毎年不合格になっているのです。単なる合格率を見れば簡単なのかもしれないのですが、本質的に考えると決して油断することはできないのです。

 

最終合格を目前に迫って不合格にならないように口述試験対策は徹底的にするべきです。独学ではなく、予備校を利用するのがおすすめです。

 

40代男性、小宮山聡さんの口述試験不合格体験記

 

※写真・名前は全てイメージです。口コミ・感想は個人の意見です。実際の試験内容とは異なる可能性があります。

 

 

勉強時間/期間 約8,000時間/約5年
経歴

高校卒業後は一旦は就職するが約1年で退職。
その後はアルバイトを転々とする。
39歳の時に予備試験に初チャレンジするが短答式不合格。
40歳2回目、短答式合格、論文式不合格。
41歳3回目、短答式合格、論文式合格、口述試験不合格。
42歳4回目、短答式不合格
43歳5回目、短答式合格、論文式不合格

 

 

トータルの勉強時間8,000時間!?物凄い膨大な時間勉強されていますね。
もし、キャバ嬢で時給1万円なら8,000万円稼いでいる計算になります・・・(笑)
大学に行っていない高卒で短答式だけではなく、論文式にも合格されているのは非常に珍しいと思います。
ズバリ!合格率90%以上の口述試験で落ちた原因と思われることを教えてください。


 

 

1つ目は学歴です。
捻くれた意見になるかもしれないのですが、高卒ということで「頭の悪いイメージ」を持つ試験官は多いと思います。
平等に採点しているつもりでも、少しくらいはマイナスになっている気がします。
実際に高卒で予備試験の短答式、論文式試験に合格しても、口述試験で落とされている事例は結構あります。


 

 

2つ目は刑事で質問にちゃんと答えられなかったことです。
1日目の民事はスムーズに質問に答えることができ、流れるように終わったので刑事で落ちた確率が高いです。
口述試験対策をそれほど時間を掛けなかったので知識不足であることが大きいのですが、実は順番が最後の方で待ち時間が長く、集中力が途切れてしまったことも要因の1つと言えます。


 

 

なるほど・・・
それにしても予備試験は一度短答式・論文式に合格しても翌年の科目免除が無いのはキツイですね。
また、難関の試験を受けなければいけないのは精神的にも大変だと思います。
今後もまだ諦めないで挑戦しますか?また、これから受験される方に何かアドバイスがあれば教えてください。


 

 

もう受験しません。今は切り替えて司法書士試験に向けて勉強しています。
あの時、口述試験に合格出来ていれば・・・何度悔やんだことでしょう。
私の場合は合格率の高さからまさか自分が落ちるなんてことは無いと油断していました。
もっと口述試験対策を入念にすれば合格できたと思います。論文式試験に合格した後も絶対に気を抜かないでください。


 

20代男性、田上信弘さんの口述試験不合格体験記

 

※写真・名前は全てイメージです。口コミ・感想は個人の意見です。実際の試験内容とは異なる可能性があります。

 

 

勉強時間/期間 約3,800時間/約3年半
経歴

東京大学法学部入学
大学3年生の1回目の予備試験受験で短答式不合格
大学4年生2回目、短答式合格、論文式に合格。口述試験不合格
大学卒業後就職。3回目は短答式合格、論文式不合格。

 

 

田上さんが口述試験に落ちた理由で思い当たることはありますか?


 

 

服装です。質問は平均点くらいには答えられた自信があります。
受験生はキッチリした見た目でスーツ率が圧倒的に高いのですが、私は服装について特に指定は無かったので、周りに流されるのはダサいと思い私服で臨みました。それも靴はクロックス、金髪でピアス、ネックレスを付けていたので受験生の中では一番目立っていたと思います。
服装や見た目は合否に全く関係無いと本気で思っていたのですが、通っていた予備校講師にその話しをすると「それは落ちるに決まってるでしょ。バカなの?」とショッキングな言葉を告げられました。実はこの件は予備試験受験業界では伝説として語り継がれているみたいです(笑)
口述試験で不合格になった翌年も受験したのですが、論文式試験で落ちてしまいました。


 

 

都市伝説だと思っていたのですが、本当だったとは(笑)
これから受験される方に何かアドバイスはありますか?


 

 

予備試験に個性を出す必要はありません(笑)
シッカリと対策をして、皆と一緒の服装・行動をしましょう。


 

20代女性、中野敦子さんの口述試験不合格体験記

 

※写真・名前は全てイメージです。口コミ・感想は個人の意見です。実際の試験内容とは異なる可能性があります。

 

 

勉強時間/期間 約4,000時間/約2年
経歴

慶應義塾大学法学部入学
大学2年生の1回目の予備試験受験で短答式、論文式合格、口述試験不合格
大学3年生の2回目で短答式合格、論文式合格、口述試験合格
大学4年生、司法試験合格。

 

 

現役大学生で司法試験予備試験、司法試験に合格するとは天才ですね。
大学2年生の段階で口述試験までたどり着く時点で凄いことだと思います。
なぜ口述試験に落ちたと思われますか?


 

 

実は1日目の試験が終わった後に彼氏と大喧嘩して、友達と深夜遅くまでお酒を飲んでしまい・・・
アラームを設定するのは忘れてしまい、起きた時には試験は終了していました。
落ちた理由は寝坊による欠席ですね(笑)
まだ大学2年生だったので、完全に気を抜いていました。
不合格になってしまったのですが、来年もあるし♪という感じで悲観的になることはありませんでした。


 

 

ポジティブですね。まず試験前日に深夜までお酒を飲む受験生はほとんど居ないと思います。
ハガネのメンタルですね。
何か受験生にアドバイスがあればお願いします。


 

 

口述試験はシッカリと対策すれば普通は合格できます。
私の場合はヤケ酒が原因になったのですが、体調不良が原因で不合格になった事例もあるみたいです。
前日の体調管理、アラーム設定はシッカリしましょう。


 

【推測】口述試験に落ちた3名の意見まとめ

 

※個人の感想です。実際の判定基準とは異なる可能性があります。

 

  1. 高卒だと不利になる!?
  2. 私服で試験を受けたこと
  3. 質問にちゃんと答えられなかった
  4. 前日に寝坊して欠席した

 

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