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司法試験の合格率推移
学生の早い時期から学習スタートして、予備試験突破!在学中に司法試験合格を狙うことも可能ですので、法曹会を目指すと決めたなら躊躇することなく試験対策を練る必要があります。ここでは司法試験結果について、過去から現在に至るまでの合格率推移を調査!今後の傾向を検証、まとめていますので、司法試験受験生は参考にしてみてはいかがでしょうか。
司法試験における合格率、受験者数、合格者の推移
受験者数の推移
- 旧司法試験(~2005年まで):2003年には過去最高45,372人
- 新旧が重複した試験移行期(2006~2010年):3万人から2万人に減少
- 新司法試験(2011以降):2016年は6,899人、2017年5,967人,2018年5,238人
試験移行期を境に受験者数は減少、新司法試験になってからは、1万人を超える年はなく、更に減少傾向としています。
合格者の推移
- 旧司法試験(~2005年まで):毎年600~700人
- 新旧が重複した試験移行期(2006~2010年):2008年は最大2,209人
- 新司法試験(2011以降):2016年度は1,583人、2017年1,543人、2018年は1,525人
過去3年を見ても合格者数は1,500人をキープ。
合格率推移
- 旧司法試験(~2005年まで):平均3%前後
- 新旧が重複した試験移行期(2006~2010年):3,7~9,7%に上昇
- 新司法試験(2011以降):平均20%前後、2016年度は23%、2017年度25,8%、2018年は29.11%
旧司法試験は3%の合格率でしたが、新司法試験になると20%以上に上昇!2018年度についてはもうすぐで3割というところ。
政府は、法曹養成制度改革の確実な実現のために、まず当面の司法試験合格者数を質の確保を前提としつつ「1,500人程度は輩出されるよう、必要な取組を進め」と要請。最近3年からみると受験者数は、毎年約1,000人ずつ減少しているもの、合格者の人数が確保されているため、合格率をみると上昇しています。
試験問題は新司法試験の方が難しいが、旧司法試験より合格者が多いため、トータルで見ると新司法試験の方が受かりやすいと推察できます。難しくなったとされる理由として、新司法試験では、「事案を的確に把握して素早く解答を出す能力」「事案に当てはめて結論を出す能力」という旧司法試験ではそれほど問われてこなかった別の能力が問われるようになっていることがあげられます。
2018年の司法試験合格者の内訳
- 受験者数5,238人中1,525人 合格率29.11%
- 男性1,150人(75.41%)、女性375人(24.59%)
- 平均年齢28.8歳
- 最高年齢は68歳、最低年齢は19歳
- 合格者の司法試験受験回数は、1回目862人、2回目269人、3回目187人、4回目134人、5回目73人
- 司法試験予備試験合格者77,6%
2018年(H30)の司法試験合格者は、予備試験合格者が336人と全体の8割近くを占め、職業別にみると大学生が112人、続いて法科大学院生105人、無職64人、会社員25人、法律事務所事務員勤務が9人となっており、最終学歴別にみると大学在学中が112人ともっとも多くいます。